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■文房具の情報がほしい （その１） 昭和５０年ころから昭和６０年ころには、文房具関係の雑誌の特集やムックだけでなく単行書がたくさん出版されていた。ユーザー向けの文房具専門の雑誌「Ｂ−ＴＯＯＬ」が発行されていた。現在では、モノ・マガジンが年に一度ほど小さな特集をするだけになっている。 昔に比べると、テレビのコマーシャルは極めて稀になってしまっている。文房具のコマーシャルが流行語を産んだ時代が懐かしく思い出される。 雑誌で文房具の特集の場合は、発行部数を増やすといわれている。それほど、文房具について消費者は感心を持っているということだろう。文房具への思い入れや要求は、人さまざまだけれども、情報を欲しがっていることは間違いない。 ユーザーが各メーカーの膨大な商品が掲載されているカタログを見ることはできないし、もちろんどんどん出される新製品を知ることもできないだろう。実際、文具店の店頭に並ぶ商品は流通しているもののごく一部でしかない。 ユーザーに適確な情報を提供する機会が少ないために、ユーザーが伝わらずビジネスチャンスを逃しているのではないだろうか。インターネットによる情報伝達は盛んになっているけれど、どれだけの人がネットを通じで情報を集めているのだろうか。積極的に各メーカーのホームページにアクセスする人がどれほどいるのだろうか。 (2003.11.4) |