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日本オリジナルの文房具 プリントゴッコ 最近はパソコンの普及で年賀状をインクジェットプリンターで印刷するものが多くなったが、年賀状といえば「プリントゴッコ」全盛の時期があった。 理想科学工業の「プリントゴッコ」は、印刷物やワープロで印刷したものから製版して、簡単に多色刷りの印刷ができるということで、昭和５２年に発売されてすぐに爆発的なブームとなった。それまでも、各社からハガキ印刷用の小型簡易印刷器は発売されていたが、いずれも謄写版の小型版だったため、製版は手書きで、多色刷りも可能であったが使いにくいものだった。 「プリントゴッコ」は、写真用のフラッシュ球を使う画期的な製版するという方法で、カーボンの入ったインクで書いたものや印刷物、コピーを原稿に使えるので、利用の範囲が大きく広がった。また、同じ版に何色もインクを載せて、１００枚から２００枚の印刷が連続してできるということも魅力だった。各種のインク、部品や便利なパーツが発売されて、ハガキだけでなく、カード、チケット、名刺などパーソナル印刷に広く利用されている。 始めはＢ６サイズの印刷器だったが、Ｂ５サイズのものや、布に印刷できるものなどが発売され、新しい版画のジャンルにもなっている。。 （2001.3.5） |