■コピー文房具
海外のコピー文具を見る機会があったが、驚くばかりの真似振りだった。売れている商品の形を真似て、似通ったブランドを付けたものというものはディスカウントショップで目にすることがあったが、そのままコピーというのは素人には見分けられるはずがないわけだ。
確かに、偽ブランドの時計やバックなどが沢山売られていることは知っていたが、それは単価が高い商品のことばかりだと思っていた。１本１００円のボールペンをコピーしても、どうなるものかと思うのが素人考えなのかも知れない。人件費が日本の数分の一の国で原価が数円以下で作って、大量に捌けるならば商売になるのだろうか。
コピーの方法も商品を買ってきて、それを基にコピーするのは初歩の初歩らしい。見本市で新製品をデジカメで撮影してそれを使ってコピー文房具を作りだすということもあるようだ。見本市の終了後、直ちにコピー商品がでてくることもあるらしい。
儲かれば何でもありというのは市場経済の鉄則かもしれないが、コピー商品を作る企業もそれを扱う企業もモラルがないというのは恐ろしいことだ。
一方、目を国内に向けた時に、コピー文房具はないのだろうか。ヒット商品に便乗したコピーではないけれど物まね文房具は結構あるのではないだろうか。
