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定番文房具（６） テープ 文房具でテープといえばセロテープという時代は終わったようだ。今は、色々な素材のテープ、粘着剤を使った粘着テープが発売されている。 セロテープは、透明なセロファンにゴム系の粘着剤を塗ったもので、第２次大戦後アメリカ軍が日本に持ち込み、それをニチバンが国産化した。「セロテープ」の商標権を巡ってニチバンとセキスイの係争は今は昔の話となってしまった。 セロテープは、素材がセロファンのため湿気に弱く、粘着剤がゴム系なので劣化するとはがれたり、変色した粘着材が壁や紙に残ってしまうという欠点があった。その後、ポリプロピレンのテープにアクリル系の粘着剤を使った透明なテープが作られるようになった。さらに、テープの表面をスリガラスのように加工してテープの上に文字が書けて目立たない「メンディングテープ」、粘着剤の粘着力を弱くした「貼ってはがせるテープ」、テープの両面に粘着剤を付けた「両面テープ」なども作られている。 オフィスや家庭で、使い道に会わせたテープを選択することができるようになったということだ。 きたきつねは「メンディングテープ」、「貼ってはがせるテープ」を愛用している。 (2002.2.11) |