■気になるお店 ＳＣＯＳ
最近、若い女性を対象にした雑誌のプチショップ特集などによく紹介されている文具店がＳＣＯＳだ。地下鉄「本郷三丁目」の駅から数分の路地にある本当に小さな文具店だ。「スコス ステーショナリーズ・カフェ」というのが正式名称のようだが喫茶店ではない。
この店を経営している若い二人が、文房具と雑貨を探してヨーロッパを旅した旅行記「文房具と旅をしよう」（ブルース・インターアクションズ刊）を出版してから、注目されてきたようだ。
もともとはフリーペーパーを使った通販で反響があり、店舗とインターネット通販を始めたということだ。店舗は２０００年１２月に開店。商品はヨーロッパ製の文具中心で、若い女性が好みそうな粋な紙製品が多い。価格も安いものが目につく。
本に紹介されている文房具も手にはいるという仕掛けも人気がある。品質は文句なしだが、画一的な日本製文房具に飽き足らないユーザーのマイ・ブームにつながりなりそうだ。
経営者が文房具が大好きというところが、文具店の原点なのかもしれない。
スコスのHPは通販サイトとして運用されている。毎日更新の「鴨の観察日記」があるが、情報発信としては更新が不定期すぎるような気がする。