■気になるお店 紀伊國屋書店アドホック店
新宿の紀伊國屋書店の裏通りに、文房具、画材などを扱っているのが紀伊國屋書店アドホック店である。時折訪れるが、銀座の伊東屋、日本橋の丸善とはどこか違う雰囲気の文具店だ。どこが違うといわれるとうまく説明できないが、新宿の雰囲気があるのだ。
アドホック店は、同じ東京にあっても、渋谷、銀座、新宿などの大型文具店は外来者から見ると、不思議なことにそれぞれの街の匂いがする。
同じ商品が並んでいても店内はなんとなく雑然としたレイアウトで、頻繁に店内のレイアウトが変更されていない気がする。いつもの場所にいつものものがあるというのは常連には落ち着きが感じられるだろう。逆に、銀座の伊東屋のようにレイアウトの変更が多いと、戸惑いを感じる。
書店とは離れているが、文房具に関連した書籍が文房具の間に置かれていることがあって書店の文房具売り場らしい。それも文房具ファンにはうれしいところだろう。
新宿は平成１４年９月に西口に伊東屋が小田急デパートに出店し、既存の南口の東急ハンズ、新宿三丁目の世界堂と文房具小売りの激戦地になりそうな気配だ。
非常に残念なことに2003年8月にアドホック店の文房具売り場は無くなりました。HPのポケットPCの在庫は日本一だったのに、マニアックな店が無くなりました。