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文具店をワンダーランドにするために １ 文具店はどんなところでも大好きだけれど、全ての店が快適というわけにはいかない。一番いやなのが、品物が埃だらけで、商品の陳列もなんの脈絡もなく乱雑に置かれている店に入ってしまった時だ。こんなことは滅多にないのだけれど、文房具達がかわいそうで、いきが苦しくなってしまう。 次にいやなのは、狭い店内に沢山の商品を揃えすぎて、さらにギュウギュウ詰めになっている時だ。整理されていても、文房具達の苦しそうな息遣いが聞こえるようだ。きっと、奥のほうで宝物が眠っているに違いない。 確かに文房具は、単価も安く、一度に大量に売れるわけでもなく、手間の割合には儲けは小さいかもしれない。でも、お店の人には、文房具達を愛情をもって大事にしてもらいたいのだ。 文房具達は、もっと多くの人に見てもらいたい、連れて帰って欲しいと思っているはずだ。ちょっときれいにして、見えるように並べてくれればいいのに。 (2000.12.25) |