■気になるお店 書斎館
南青山の中通りの、凝った絵文字の入ったガラスの衝立の間の通路を通って建物の中にはいると、一瞬なにか違う場所に来たのではないかという錯覚にとらわれる。
シックなエントランスには、計算された照明に照らされて、ガラスケースに懐かしい文房具が並べられている。向かって左は、文房具に関する資料を閲覧できる喫茶コーナーになっている。
右側は、筆記具と関連商品の部屋になっている。レジカウンターを除いて壁とフロアーにはガラスケースにはアンティークな筆記具、陳列棚には各種万年筆、ボールペンなどが飾られている。そして、そのほとんどが商品なのだ。
ここが文房具店と知らずに入ると、文房具専門のギャラリーと間違えるに違いない。よく見ると陳列しているものに値札が付いているので、ようやく文具店とわかることだろう。
経営者が足で集めた古い文房具と品質の良い筆記具類を展示、販売するために設けたスペースということだ。文房具への愛を感じることのできる空間に仕上がっている。きたきつねはちょっと嫉妬を感じた。
残念なことに経営者とお話しする機会が無かったが、一度ゆっくりと話をしたいものだ。
書斎館のHPは毎週更新されていて、確実な情報発信に努めていて交換が持てる。トップページのコラムは、顧客との交流やスタッフのつぶやきなど折々の話題があって楽しい。