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ユーザの満足する文具店（３） 回りを見て欲しい なぜ売れないか、よりもなぜ買わないかを考えてほしい。古くから同じ場所で営業していると、ユーザーの求める品物がわかったような気持ちになっているのではないだろうか。 判ったような気になっているので、回りの各種業態の店舗を見て回ることをしていないと感じることが多い。回りを見回して欲しい。売れている文具店やデパートなどで流行をチェックすることは最低でも必要だろう。 毎日、同じ場所にいると、店主にとって徐々に汚れていく店や古くなっている品ぞろえなども日常の風景となってしまう。ところが、買い物に来るユーザーには、はっきりと変化が見えている。 例えば、コンビニは即戦力の商品をチェックする場所としては最適だろう。コンビニの文房具コーナーを見ると、品数は少ないけれど、その地域で必要最小限の品物が並んでいる。それは、ＰＯＳシステムで商品の動向がリアルタイムにわかるので、品物の選別が素早いからだ。 ＩＳＯＴのような見本市で、営業の担当者とばかりコンタクトするのではなく、ユーザーの目になって見て回ってほしい。 ユーザーの目になることは、プロには難しいかもしれないが、これは必須なのかもしれない。 (2001.11.12) |