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ユーザの満足する文具店（４） 回りを見ると きたきつねがいつも感心しているのは、銀座の伊東屋である。以前、ふと思いつきで出先でセーラー万年筆を買ってしまった。ところがいつも使っているインクを使うにはコンバーターが必要なことに気が付いた。そこで伊東屋の万年筆売り場に行った。セーラーのコンバーターがないかと聞くと、セーラーの万年筆を扱っていないのでコンバーターはないという、ここまでは普通の文具店の対応で、「済みませんね」といわれて、別の店を探すということになる。 そこで、対応した店員は言葉をつないで、「この周辺では、隣の松屋の文房具売り場でセーラー万年筆を扱っているので、そちらにあると思います」ということだった。それではということで、松屋の万年筆売り場に行って無事コンバーターを買うことができた。 あらゆる品ぞろえはできないから、回りの文具店やデパートなどを見てユーザーに的確な商品情報を提供してほしい。商品情報を提供した結果として、他の店にお客が取られるのではなく、ユーザーは満足を得て、お店に信頼を増して、確実なリピーターになるのではないだろうか。 (2001.11.19) |