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文房具メーカー評 ヤマト 四十数年前、小学校で工作に使っていたでんぷん糊は、瓶入りではなくプラスチック容器だったろうか。でも微かに緑色の瓶に金色の金属のネジ蓋の糊だったように記憶がある。メーカーはヤマトだった。いまでもヤマトのでんぷん糊は常備している。不易という糊メーカーがあるのを知ったのは、関東に就職してからだった。 ヤマトは文房具用の糊のメーカーで、アラビックヤマト糊、グラスデコ、メモックといった商品のイメージが強いと思う。たぶん３Ｍの代理店としての顔を知らない人が多いのではないだろうか。 本当は、産業用の接着剤、テープのメーカーであることは、文房具ユーザーにはもっと知られていないだろう。明治時代からの接着・粘着の技術の蓄積は伊達ではないのだろう。 きたきつねが展示会などで見たヤマトは、女性が元気な会社という印象だ。商品知識もしっかりしていた。多分、人気の「グラスデコ」、布用のり「なでしこ」等のクラフト関連商品開発に、女性陣が頑張っているのではないかと想像しているが、違うだろうか。 (2003.4.7) |