文房具メーカー評　マックス 子供の頃から使っていた「ホッチキス」が、マックスが作っているステープラーのブランド名だと知ったのはいつ頃だっただろう。周りの人はみんな「ホッチキス」と呼んでいたし、今でも「ホッチキス取って」といって「それ何？」といわれることはまずないだろう。人口に膾炙した商品名といっていいだろう。「マックス」というひともいるようだ。 マックスの前身は、日本の生んだ名戦闘機「零戦」の尾翼を作っていた山田航空工業だった。マックスは航空機部品製造メーカーとしての技術力で、シンプルで使い易さを追求した結果、国産ステープラーのトップメーカーになったのである。 ホッチキスのロングセラーのスタンダード「HD-10」は、究極のシンプル、高品質のステープラーといってもいいだろう。机の中には中学生の頃から使っている「HD-10」が残っている。 最近は針が平らに綴じることのできる「フラットクリンチ」が人気商品になっている。コピー機にも内蔵されている。現時点では、きたきつねの現在愛用する「フラットクリンチ」と「ステンレス針」の組み合わせがベストだと思う。 ホッチキスの針と呼んでいる針金の綴じ金具を「ステープル」と呼のを知っているだろうか。「ステープル」を止める道具だから「ステープラー」というのだ。 以前、ホームセンターにいった時にガンタッカー、釘打器などのマックスの製品があってびっくりしたことがあった。良く考えてみると、ガンタッカーはステープラーの延長線にあるのでおかしくはないし、釘打も同じなのだろう。 今は、文具事務機メーカーから、産業用機器、住宅機器メーカーとして業務を拡大している。 (2003.4.14) BACK　　HOME