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文房具メーカー評 キングジム キングジムは、日本初のパイプ式ファイル「パイプファイル」、世界初のPP溶着式「クリアーファイル」など多くの商品ラインのあるファイルのトップメーカーだ。最近の十年で、テプラを代表とする電子文具のメーカーとしても着々と地盤を固めている。 ファイルについては、長年の実績を背景とした製造技術は確固たるものがあるだろう。問題があるとすればデザインの斬新さくらいだろう。 電子文具のメーカーとして、イメージが定着してきているが、製造がＯＥＭに頼らざるをえないところが非常に残念なところだ。電子文具のメーカーとしては、企画、設計、製造、ソフト開発のバランスがとれていて欲しい。 今、きたきつねの机の上にはテプラSR3500Pが乗っている。テプラを1988年の発売以来愛用しているが、SR3500Pは待望の１台だった。これまでのテプラのテープを生かしながら、パソコンで自由にラベルを作ることのできるメリットははかり知れない。他社が数年前から類似商品を出しているのに、ここまで時間がかかるとは思わなかった。何が障害だったのだろう。 専用ソフトについても、まだ未熟のようだ。電子文具のメーカーとしてはまだ課題があるだろう。 (2003.4.28) |