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文房具メーカー評 黒子メーカー インターネットで文房具関連企業のサイトを探していると、文具店の店頭では決して見ることのできない非常に面白い企業を見つけることがある。 それは、きたきつねにとっては未知の世界になる素材や部品加工メーカーだ。ＩＳＯＴでも部品メーカーが出展していて、興味をもって見ているけれど、ＩＳＯＴに出展できるメーカーは限られるので、インターネットで始めて知るメーカーが多い。 中小メーカーが多いためか、ホームぺージは手作りで、言葉足らず、情報は少ないけれど、世界一の品質と技術水準の文房具を支えている様子を窺い見ることができる。 ボールペンのチップ、クリップやペン軸、インク、サインペンのプラスチック芯、中綿、ファイルの金具などの部品類やＯＥＭの製品など、有名メーカーの製品に使に使われているのが推定できるものもあって、興味深い。 特許を持っていたり、高度な加工技術のところもあるけれど、地味な「ローテク製品」を黙々と作り続けているメーカーもあるのは頼もしい。 中国メーカーの台頭で国内製造業が大きな影響を受けているが、メーカーの競争力は価格だけではない要素が必ずあるので、頑張ってほしいものだ。 (2003.6.16) |