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ブームを作った文房具 Ｂ６カード 久しぶりに文房具関係のムック「DESKTOP STYLE（デスクトップ スタイル）」が学研から発売になった。発売即品切れという状態のようだ。学研編集部も発行部数の読みを間違ったようだ。 大体、文房具関係の本は普通よりも多めに売れるもののようだ。何故かと言えば、潜在的な文房具ファンがいるということ、滅多に文房具関係の本がでないのでユーザーに情報に対する飢餓感があることだろう。 「デスクまわりを彩るグッドデザイン300」とういうサブタイトルが付いたこの本は、ビジネスマンのデザインの良い身の回りの小物のカタログといった感じの仕上がりになっている。 デジタルツールや卓上小物など文房具だけではないが、３０８アイテムの品々が並んでいる。掲載されているものは、全体としてヨーロッパからの輸入製品が多い印象で、飽きがくることなく、大人が持って、使うことのできるデザインのものがセレクトされている。 最近の１００均や文具店の派手な色の文房具ばかり見ていると、モノトーンや落ち着いた色の製品は新鮮だ。それと、長く使うには、やはりデザインは重要な要素になる。 一番文房具を買ってくれる小中高生にターゲットを絞るのもいいが、大人を満足させてくれる製品もほしいものだ。 掲載商品を販売している店舗の紹介もあるが、何でも伊東屋ではなくＳＣＯＳやオンサンデーズなどの小さいけれども特徴のあるところを取り上げているのもうれしい。問題は地方にも良い店舗があるのに、紹介されている店舗が東京中心ということだけが残念だ。 学研編集部「DESKTOP STYLE」 出版社：学研 定 価：1,155円 ISBN：4-05-603421-4 (2004.4.5) |