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ゲルボールペンのＪＩＳ規格化 長く待たれていたゲルインキボールペンのJIS（日本工業規格）が今夏にも制定される予定のようだ。ゲルボールペンが1984年に始めて市場に出てから20年もの間、各メーカー独自の規格で作られてきたことになる。各メーカーの思惑もあって、なかなか統一の動きにならなかったのだろうか。 現在の日本の工業技術は、日本製というと粗悪品の代名詞だった時代が想像できないほど非常に高い水準にあるから、品質を維持するための規格は問題とならない。それよりも替え芯の互換性など工業製品としての形状の統一が重要になるだろう。 ゲルボールペンは日本がオリジナルであるから、JISが決まればISOとして採用されるのではないかと推測している。そうなれば、新しく作られるゲルボールペンは、現在の油性ボールペンのように、替え芯がメーカーによらず互換できることになるのは嬉しい。 へそ曲がりなきたきつねは、自分の好きなボールペンで好きなインクの使いたいので替え芯を交換してしまうのが、普通になっている。ゲルボールペンでは、不思議と互換性があるメーカーもあったりするが、各社で微妙に違う寸法に合わせるために、穴を大きくしたり、替え芯を削ったりと非常に苦労していた。 いつ頃、新規格の製品がでてくるのか、今から楽しみだ。 (2004.3.15) |