ＩＳＯＴ２００２　ステーショナリーオブザイヤー 今年も恒例の「ステーショナリーオブザイヤー」５製品が選ばれ、ＩＳＯＴの会場にエントリー製品とともに展示されていた。 ・「エルゴノミックス」（ぺんてる）　　☆グランプリ☆ ・「ピットテープＭ」（トンボ鉛筆） ・「穴あきハサミＰＲＯ」（サンスター文具） ・「ＯＪミニテープ」（ミドリ） ・「チームデミミュゼ」（プラス） 今年もきたきつねとしては、ミドリの「ＯＪミニテープ」が選ばれたことは妥当かなという程度で、他は納得できなかった。現状はこの程度と言われればしかたがないけれど、本当にこれしかないのだろうか。 初日に来場した販売店、メーカーなどのいわば関係者の投票と、審査委員によって決定されるようだが、ユーザーの視点が抜けている様な気がするのは、きたきつねのひがみだろうか。 さて、グランプリの「エルゴノミックス」だけれど、筋電図を測って手に一番負担がない形状になったということらしいが、本当にそれだけで書きやすいということになるのだろうか。それと、きたきつねのように手が大きいと後ろのリングが調節しきれないようだ。 「ピットテープＭ」は「ピットテープＳ」を改良したよいテープ糊だと思うけれど、他のメーカーのテープ糊がエントリーしていたらどうっだっただろうか。 「穴あきはさみＰＲＯ」は昨年の「穴あきはさみフレイバー」と続けての受賞となっているが、確かにいい商品だとは思うが、穴あきハサミしかエントリーするものが無かったとすれば寂しい気がする。 「ＯＪミニテープ」は、デザイン的にも遊びの部分があって、強度の問題は別としてもミドリのねらい通りの商品として仕上がっていると思う。それにしてもこのミニテープを日本に初めて持ち込んだ韓国のモーニンググローリーはどうしてＩＳＯＴに来ないのだろう。 さて、どん尻は価格的に一番高い「チームデミ ミュゼ」になっている。昔、一世を風靡しコピー商品が大量に出回った「チームデミ」の名前をかぶせているが、コンセプトも含めて全くの別物だろう。作り手が勝手にこだわった製品のような気がしてならない。エントリーも親心からではないだろうか。 (2002.8.5) BACK　　HOME