■サンフォード　リキッドペーパー 　　2in1コレクションコンボ パソコンのワープロばかり使うようになって、メモ以外は滅多に手書きの文字を書かなくなってしまった。以前は、書類はほとんど手書きで、間違いを直すために修正液をよく使ったものだ。急いで書類を仕上げて見直すと、文字や数字が間違っていたりして、修正液の出番が非常に多かった。 昭和五十何年頃だったろうか、丸善で初めてアメリカ製の修正液「Liquid Paper」に出会ったときはびっくりしたことを覚えている。その後、国産の水性修正液が発売されて急速に普及した。刷毛型、クレヨン型、フエルトチップ型、ペン型、ボールペン型など色々なアプリケーターの製品が発売になり、消えていったものも多かった。その後、修正テープが発売されてから、修正液はちょっと日陰者になってしまったが、修正液のファンは根強くいるようだ。 つい先日、文具店の店先に見慣れない修正液があったので手に入れてみた。それが刷毛型とペン型の両方に使える「2in1コレクションコンボ」だった。細かな修正はボールペン型、広い面積は刷毛型という使い分けができる。刷毛といっても三角柱型の特殊なスポンジなので、刷毛目が出ずに比較的均一に修正液を塗ることができる。さすがに世界初の修正液を作ってきた「Liquid Paper」だけあって、修正した跡が非常にきれいだ。机の引き出しに一つ入れておくと便利かなと思うけれど、もう少しラベルやキャップの色など工夫できないだろうか。 （文具と事務機 2005年10月号掲載） BACK　　HOME