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■コクヨS&T ドットライナーシリーズ 文房具メーカーも、人と同じように元気があるときと、元気がないいときがある。きたきつねは、ここ数年コクヨに非常に元気が良いと感じている。 コクヨはユニバーサルデザインに取り組んでから、クオリティーが高く、ユーザーにイメージがクリアーに伝わるものが増えている。もちろん、思い込みが先走って、滑ってしまったものがないわけではない。これは、仕方がないだろう。 そんなコクヨ製品の中で、注目しているのが2005年６月に発売されたテープのり「ドットライナー」で、ここでも一度取り上げた。ドットパターンで塗りムラがなく、のり切れが良いということで、人気となり、類似製品もでてきた。その後「ドットライナーミニ」、「ホールド」とラインナップを増やしてきた。 さらに、今年の秋に粘着力が強力な「ドットライナー パワー」が発売された。このテープのりは、「ドット」というよりも、両面テープを細切りにして並べた「ライン」状ののりを使うものだ。やはり、粘着力を強くするには、合理的な解決法だったのだろう。外形も「ドットライナー」よりも大きくなっているのは、両面テープ状ののりを使っているために、テープの厚さが関係しているようだ。 2007年１月には、シート状とロール状の「ドットライナー プロニーズ」が発売されるようだ。産業用だけでなく、ホビー用にも期待できるだろう。製品の厚みが増え、実用性も高いところから、これからが楽しみだ。 （文具と事務機 2006年12月号掲載） |