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■シャチハタ「クリップリング」 なんだか気がつかないうちにどんどん書類が溜まってくる。きたきつねは、繰り返し使う必要のない書類以外は、スキャナーでテキスト付きのＰＤＦにしている。ＰＤＦにしておくと検索することができるので、必要な時には直ぐに取り出せる。 常時使うものは、ファイルフォールダーに入れて引き出しにしまったり、ファイルに綴じて使うことになる。 ファイルに綴じるということは穴を開けることになるが、穴を明けたくないものが時々出てくる。ファイルボックスという手もあるけれど、一覧性がないし、他の関連書類と別にするのはいやだ。 銀座の伊東屋の事務用品売り場をみていたら、ぴったりのものが見つかった。それがシャチハタの「クリップリング」だ。 ダブルクリップにこの「クリップリング」をセットすると、書類に穴を開けずにファイルできるという優れものだ。オフィス街の文具店を重点にＰＯＰ付きで、これを置くとヒットするような気がする。ぱっと見て何に使うか閃かない商品は、ＰＯＰ説明が必須だと思う。これまでも、「アピ−ルカッター」のように売り方が悪くて、優れた商品なのに消えてしまったものは多い。 「クリップリング」は、ダブルクリップの大きさに合わせて大中小と３種類の大きさがあって、パッケージの中には、ダブルクリップを止める位置がわかる紙のゲージが付いている。 きたきつねには、シャチハタというと、名古屋の垢抜けないスタンプメーカーというイメージがあるのだけれど、良いじゃない。 （文具と事務機 2007年4月号掲載） |