|
■フリーペーパー Ｂｕｎ２ 最近、色々な場所で「フリーペーパー」というちょっと薄めの雑誌が無料で手に入る。広告中心だけれど、飲食店の割引クーポンがついていたり、意外と面白い読み物があったりするので、きたきつねも手にすることがよくある。航空機のなかの機内誌もフリーペーパーになるかもしれない。 文房具にも一部の文具店の店頭で配布されている隔月刊の「Ｂｕｎ２」という３０ページ程度の文房具のフリーペーパーがある。内容は、もちろん広告があるが、新製品の紹介、季節に合わせた文房具の使い方の提案、テレビチャンピオンの高畑文具王のコラムなど、ユーザーを対象として多彩な内容になっている。 昔、Ｂ−ＴＯＯＬというユーザー向け文房具の専門誌があったけれど、数年で廃刊になってしまった。最近は、万年筆を中心としたムックの刊行が多くなっているけれど、普通の文房具は少ない。 Ｂｕｎ２のようなフリーペーパーは、ちゃんと使えば、文具店の販売促進の武器にすることができると思う。例えば、店頭の平台に特集に合わせた商品を展開するとか、Ｂｕｎ２で紹介された商品の売り場にＰＯＰを付けるといったことでも、売り上げにつながるのではないだろうか。フリーペーパーは、なんの工夫もなく、自然死を待つ文具店には不要だけれど、意欲のある文具店にとっては、大きな武器になるのではないだろうか。 （文具と事務機 2008年2月号掲載） |