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■ギフトショー2009春 文房具ばかり見ていてはいけないと思ったので、日本で一番大きな雑貨系の見本市「ギフトショー」を見に東京ビックサイトに行ってきた。「ギフトショー」春秋の年二回、東京ビックサイトの東西の展示棟を全て使う巨大な見本市になっている。 文房具関連として「ステーショナリー＆ペーパーグッズフェア」というコーナーがあったけれど、文房具がメインではないので新製品を発表する展示会というよりもノベルティー向けの商品が多い印象だった。それよりも雑貨関係が実に面白かった。日頃、文具店ばかり回っていると、目にできない非常に新鮮な商材を沢山見ることができた。年々、文房具と雑貨の境界が無くなってきているではないかという印象だった。 文房具としてのパソコンの位置づけが大きくなってきたことで、定番のノートや鉛筆ばかりが文房具ではなくなってきている。文房具に実用性よりもよりファッション性や遊びが求められるようになってきているのではないだろうか。さらに、文房具を扱っている店舗が、街の文具店だけでなく、専門店、セレクトショップ、量販店、ホームセンター、コンビニなど広いチャンネルになっていることも関係があると思う。それらの影響で、雑貨メーカーが文房具や文房具に近い雑貨を提供するようになってきたのではないだろうか。 年に一度くらいは、「ギフトショー」を見に行かなければと思った。 （文具と事務機 2009年2月号掲載） |