|
■コクヨ キャンパスノート（ドット入り罫線） ノートといえば、随分昔から使い続けていて、色々なメーカーの多様な種類のノートを使ったけれど、一番多いのがコクヨのキャンパスノートだと思う。引き出しの中を調べてみると、Ｂ５、Ａ４、Ａ５、Ａ６だけでなく、スリムＢ５、パラクルノと随分と色々なキャンパスノートが出てきた。 最近、インターネットの記事を見ていたら、『東大合格生のノートはかならず美しい』という本の書評がでていたので、面白そうと調べてみた。この本の著者の太田あやさんが東大に合格した高校生のノートを集めて分析して書いた本で、東大合格者のノートは、整理されていて美しいらしい。この本発売に合わせて、コクヨが出版社文藝春秋社とコラボレーションで開発したノートが売られているというので、買ってきたのが「キャンパスノート ドット入り罫線」だ。 普通のキャンパスノートも、一番上と下の罫線には、等間隔のマーカーが印刷してあるけれど、「ドット入り罫線」では全ての横罫線に等間隔でドットが印刷されているというのが特徴になっている。ドットが罫線の幅と同じ間隔なので、このドットを利用すると、ノートを方眼紙のように使うことができて、フリーハンドでも図表がきれいに描ける。また、ノートを取るときにも、このドットを目印にして書き出しの位置が統一することができる。 博物館などで、明治時代の学生のノートを見たことがあるが、これも見た目に美しかった。やはりノートも頭の中の整理具合を表すものなのだろう。 （文具と事務機 2009年3月号掲載） |