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■ISOT2009 日本文具大賞 今年の国際文具・紙製品展が開催された。きたきつねは、仕事を休んで二日間も行ってしまった。私達ユーザーにとっては、色々なメーカーの新製品を見たり、触ったりすることのできる貴重なイベントだ。 昨年まで出展社からエントリーされた製品の中から「ステーショナリー・オブ・イヤー」が選ばれて表彰されていた。しかし、主催が全日本文具協会からリード・エグジビション・ジャパンに替り、参加メーカーが大幅に変わってから、対象が非常に狭くなってしまっていた。また、関係者の代表が賞の選考を行っていることもあって、外から見ていると公正さに欠けている印象があった。 ところが、今年から名称を「日本文具大賞」に変え、ISOT出展の有無にかかわらずエントリーできるようになり、曖昧だった基準も、「2008年８月１日以降発売の新製品の中で、機能面、スタイリング面などにおいて特に優れている製品を選定し表彰する」というように明確にされた。さらに、審査委員もデザイン ディレクターの川崎和男大阪大大学院教授を委員長を初めとして、プロダクトデザイナーや専門業界紙誌の編集者など第三者による公正でレベルの高い審査がきたいできるようになるなど、大幅に改善された。 ＩＳＯＴ開催前に受賞10製品が発表になり、開催初日にグランプリが発表と表彰が行われた。今年は最初の年ということもあって、エントリーしない大メーカーもあったようだけれど、受賞製品は納得できる感じだった。来年は、もっと多くのエントリーがあって欲しいし、画期的な製品を期待したいものだ。 （文具と事務機 2009年8月号掲載） |