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■トンボ鉛筆の学童文具「ippo!」 学童文具は、これまでクツワの「スタッド」が文具店の定番で、学童文具メーカーとしての経験を生かした多くの商品群があり、他の追従を許していない。そして、安全性や使いやすさなどから、いくつもの商品がキッスデザイン賞を受賞している。 そんな学童文具にトンボ鉛筆が、新しい学童文具シリーズ「イッポ！」で挑戦することになりそうだ。これまでもトンボ鉛筆は「かきかた鉛筆」シリーズを出していたけれど、この秋発売になるのは小学校低学年を対象にした「スライド缶入色鉛筆」、「丸つけ用赤鉛筆／赤青鉛筆」、「入学専用かきかた鉛筆」、「Clipグリップ」、「Ｗシャープナー」の５品種となる。 きたきつねが注目しているのは、「スライド缶入色鉛筆」と「Clipグリップ」だ。「スライド缶入色鉛筆」は、従来の横開きの缶ペンケースの開けにくさと、ランドセルの中で開いて色鉛筆が散乱しないように改良し、中の色鉛筆も名前を書くスペースがあったりと細かな気配りもある。 「Clipグリップ」は、鉛筆の滑り止めグリップで、子供でも着脱が簡単で、使うときにきちんと固定できるようになっている。鉛筆が短くなったときの補助軸としても使うことができる。鉛筆の正しい持ち方ができるような工夫が足りなかったかなと思うところがあるけれど、大人が使ってもいい商品となっている。 まだ、数種類の商品だけれど、どのような展開になるのか非常に興味あるところだ。 （文具と事務機 2009年9月号掲載） |