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■サカモト mimi きたきつねはあまり面白文具に興味がないので、サカモトの文房具製品に興味を持っていなかった。でも、面白文具も無視できないという驚きに出会った。 ９月に東京ビックサイトで開催された「ギフトショー」で、偶然変わった２色ボールペンを見つけた。ノックボタンが動物の耳の形になっていていて、軸に動物の顔が印刷されている２色ボールペンで、アクションが非常に面白い。 展示ブースでは、色々な色のノックボタンを組み合わせてオリジナルの２色ボールペンを作るという実演をしていた。メーカーを確認するとなんと「サカモト」だった。 聞いてみると「mimi」という商品名で、去年から発売されて、シリーズ化されているということだった。調べてみると、ノックボタンの形が丸、ウサギ、招き猫、福耳、手の５種類もあった。このノックボタンの特徴は、ノック部分が内部の替え芯を固定する部分が別になっていて、交換できるようになっていることだ。これはなかなか画期的だろう。 多色ボールペンのノックボタンは、メーカーでの差がほとんど無い状態で、変わったノックボタンはトンボ鉛筆のリポーターシリーズ位ではなかっただろうか。多色ボールペンのノックボタンをあまり特殊な形にすることが避けられていたようだけれど、「mimi」のようにノックボタンの形を好みの形にカスタマイズできるような製品が考えられないだろうか。 （文具と事務機 2009年11月号掲載） |