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■ユーザ主催の文房具関連のイベント 文房具関連団体やメーカーが主催する展示会やコミックマーケットやタンプカーニバルといった大規模なイベントは別にして、ユーザーが主催する文房具をテーマにしたイベントがここ数年開催されるようになっている。鬼子母神通りみちくさ市「文具展」といった展示会的なものや「セタガヤ・ブング・ジャム」といったトークショー、USTREAMを使った「文房具雑談」といったトークライブと色々な形で行なわれている。 以前から万年筆に関しては、ユーザー主催のイベントはあったと思うが、このような形のイベントは、これまでになかったのではないだろうか。これまでの文房具ブームでは、メーカーとマスメディアが中心で、ユーザーが主体的に動くことはきわめて少なかったと思う。その後、パソコン通信からインターネットなどユーザーが利用できるメディアが普及して、ユーザーがホームページやブログ、ツイッターなどで色々な形で自由に情報発信することができるようになった。さらに、ネットを通してユーザー相互の情報交換ができるようになってきたという環境の変化が大きいのだろう。そしてバーチャルからリアルという流れになってきたということではないか。 今後は、ユーザーとメーカーがコラボしたイベントもあってもいいのではないだろうか。ユーザーとメーカーの接点をどう醸成して行くかが今後の課題だと思う。 （文具と事務機 2011年1月号掲載） |