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■文房具ブームのおまけ 文房具ブームは相変わらず続いている。そんなブームの中で、雑誌、書籍は出版されているのはもちろんのこと、テレビやラジオ、新聞などマスコミにも文房具が取り上げられる機会が増えている。 さらに、色々な文房具タレントというようなひとたちが出てきて、イベントなども開催されている。また、ジャズ喫茶のように文房具に特化した文具カフェまでできている。 タレントといえば、ブーム以前から高畑文具王、きだてイロブン王子、文房具ユニット「ブングジャム」というひとたちは知られている。その後、文具姫、ステーショナリーガイド、文房具大好き芸人、文房具評論家などの肩書きのひともでてきている。最近では、文房具ソムリエというのまで出現したのには驚いた。文房具の世界では肩書きなどは、全て自称で良い訳だから、文房具大魔王といっても一向に構わない。だから、どんどん色々なタレントが出てくるだろうし、出てきて欲しいものだ。 イベントに関しては、ブングジャム、駄目な文房具ナイト、文具祭り、みちくさ市「ブングテン」、文具朝食会など、業界とは関係なくユーザーが中心になって、メーカーの展示会と違った盛り上がりを見せている。有料のイベントに人が集まっているのは興味深い。 さて、ブームとかバブルというものは、いつかは消えてしまうものだけれど、うまくムーブメントに移って、息の長いものになって欲しいものだ。 （文具と事務機 2012年10月号掲載） |