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■三菱鉛筆のユニ プロマーク・ビュー 三菱鉛筆から３月中旬に新発売になった蛍光マーカーの「ユニ プロマーク・ビュー」は、これまでの蛍光マーカーの常識を覆す驚きを演出した製品だ。「プロマーク・ビュー」のキャップを取ると、透明なプラスチックのペン先が現れるという、これまで使ってきたどんな蛍光マーカーも一気に色あせてしまうインパクトがある製品だ。 2000年に「プロパス・ウインドウ」が三菱鉛筆から発売された時にも、蛍光マーカーのペン先の革命と思ったけれど、「プロマーク・ビュー」はそれが一段と磨きがかかったといえるだろう。 世界で初めて作られた蛍光マーカー「スタビロ・ボス」から、色々な蛍光マーカーが作られていて、ペン先は、素材、形状とインクの改良が進められてきていても、基本は大きく変わっていなかった。その中で、「プロパス・ウインドウ」の見えるペン先とコクヨの太線、細線、二重線を引くことのできる「ビートルティップ」くらいが、革新的なペン先だった。そこに「プロマーク・ビュー」が現れたということになる。 「プロマーク・ビュー」は、普通の筆記具でのアンダーライン、コピーに写らない黄色のダーマトグラフ、黄色のフェルトペン、よりはっきりと見える蛍光マーカーへと変遷してきたラインマーカーの歴史の中で、「エポックメーキングな製品になるだろう。ただ、ペン軸のデザインが、「スタビロ・ボス」に回帰して平凡なことがだけが残念だ。 （文具と事務機 2013年5月号掲載） |