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■ベロス ワイヤーWクリップ クリップには色々あるけれど、厚い書類を挟むには、ダブルクリップが一番多いのではないだろうか。目玉クリップというのもあるけれど、やはりコンパクトに収納できるダブルクリップということになるだろう。きたきつねは、４０年以上前から使っているし、オフィスには必ずあるだろう。 ダブルクリップ自体は、発明されてから１００年位の歴史があって、クリップの色を変えたり、色柄を印刷したり、つまみの部分の形を変えたりと色々と工夫してきているが、基本的な素材は変わっていなかった。 今年、クリップ、ピンなどのメーカーのベロスから発売された「ワイヤーWクリップ」は、これまでのダブルクリップのイメージを一新するものだ。「ワイヤーWクリップ」は、クリップの本体をバネ用鋼線で作っているので、全体が透けていて今までクリップで隠れていた場所が見えるようになっている。 この製品を見ていると、ちょっと着眼点を変えると、全く新しい印象の製品に変身できることが判る。文房具の雑貨化の流れにも合っていると思う。古くからある文房具も改良の余地があるものだ。 ワイヤーWクリップのサイズは超特大、大、小の３種、色は、金、銀、黒の３色で、ブリスターパックのものと１個売りがある。１個売りがあるのは、クリップをアクセサリー的に使うような場合には非常に良いと思う。 （文具と事務機 2013年6月号掲載） |