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■始まりがあれば終わりもある きたきつねの文房具に関するコラムは、ニチマのメールマガジンに平成１２年１０月から平成１７年２月までの４年３ヶ月に週刊で２０９編、文具と事務機には平成１７年４月から今回まで月刊で１００編、足掛け１４年で合計３０９編になる。週刊の時は、毎週テーマを探すのがそれほど苦にならなかったけれど、月刊になってからの方がテーマを探すのが難しかったような気がする。 今回、ニチマの編集部から月刊１００回を区切りに打ち切りたいとの申し出があり、ちょうど潮時かなと思っていた所なので、終わりにすることにした。素人の戯れ言で１４年も業界誌の紙面を汚してしまったのではないかと気になっている。好き放題の内容に、あきれながらも気長に掲載していただいたニチマに感謝したい。 きたきつねは、子供の頃からの文房具好きで、最大の趣味が文房具ということで、ユーザーの立場で文房具と付き合って６０年近くなってしまった。だから、昨今の文房具ブームは、文房具ファンとしては非常にうれしい限りだ。でも、文房具業界の動きを外から見ていると、ユーザーに対してもっと積極的に情報発信しないのか、反応の鈍さに驚いている。このことは連載の中で何度も書いているところで、最終的に商品を買って、使ってくれるのはユーザーだということを忘れないで欲しい。では、さようなら。 （文具と事務機 2013年8月号掲載） |