ホチトル
ホッチキスの針を外す道具として色々なリムーバーが発売されている。これまでのものは、基本的にはホッチキスの後ろに付いているリムーバーと同じで、金属の板をホッチキスの針と紙の間に押し込んで梃子の原理で外すものであった。薄い紙では、紙が破けることがあるし、紙に大きな穴が開くことがあった。うまく外すのにはある程度テクニックが必要だった。
ホチトルは、針を曲げて外す方式のために、テクニックも力も不要な誰にでも使えるリムーバーだ。オフィスの机の上で毎日活躍してくれている。
問題点というのは、ホチトルの開閉に使われている板バネの寿命が一万回で設計されていることで、使い込んでくると金属疲労でポキンと折れてしまうことだ。１個380円の商品が長期間使えてしまうと売れなくなってしまうからしかたないか。
２代目の板バネが折れてしまったので、使い切ったノック式ボールペンのバネを使って修理して見た。バネが心持ち弱いが実用的には問題なく使えている。適当なところにバネを止める場所があったのでうまく固定できた。
ホチトルは、台湾のメーカーが開発したもので、非常に良くできている。色は５色あるが、日本ではサンスターからＯＥＭで青だけが売られている。最近、韓国製の類似品が100円ショップで売られるようになってきた。構造的には類似しているが、バネが金属ではなくて本体のプラスチックを使っているので、寿命は非常に短いかもしれない。ホチトルと比べると細かな部分で簡略化が行われている。
【発売元】サンスター
【購入先】お茶の水ＴＯＯ
【定 価】319円（定価380円）
