ポスト・スケール 　電子メールを使うようになって、最近ではあまり手紙を書くことがなくなったので、出番は少なくなってきたが、このポスト・スケールには随分と世話になった。私は手紙を出すときには相手にふさわしい記念切手を使うのことが多いので、郵便料金を決めるには正確な重さが必要になる。そこで、このポスト・スケールを20年ほど前に購入して現在も使っている。 　使い方は、至って簡単で、釣手を左手で持って、クリップに郵便物を挟み。釣手の先の矢印の目盛を読めばいい。 　このポストスケールの正確さは、化学天秤用の分銅で確かめたことがある。それはもう精密という他なかった。特に、郵便料金の区切りになる重さ（25g、50g、100g）は、印刷したアルミの板を打抜いただけで、どうしてこれほどの精度がでるのだろうと、驚くしかなかった。目盛は等分割ではなく、50gまでは１g単位で、50g以上は10g単位と郵便の利用に合わせてある。 　最近の郵便局は、電子バカリを使っているので、微妙な誤差を許してくれない。でも、ポスト・スケールではかった封筒はこれまで重さを間違えたためしがない。 　高畑さんの「究極の文房具カタログ」では、M社の類似商品を推薦されているが、デザイン的には面白いが、秤としては信用できない。他にも類似の商品もあるがこれも精度がいま一つだった。 　名前はポスト・スケールだけれど、香辛料など量が少ないものをはかるに便利ということも付け加えておきたい。 【種　別】秤 【製造元】ヤマサ時計 【購　入】丸善札幌 【価　格】400円（当時） BACK