銀座の伊東屋で実演販売をしていたのが、この楕円コンパスだった。短径と長径を決めるだけで楕円が描けるという優れものだ。ただし、一度に楕円が半分しか描けないので、もう一度残りの半分を描かなければならないけれど、結構うまく描ける。
この楕円コンパスを使うと、ワッペンやエンブレムに使う等間隔の楕円が描ける。楕円を描くのに良く使われる、イソメトリックス用の楕円テンプレートでは等間隔の楕円を描くことはできない芸当なのだ。最近は井上製作所が等間隔楕円のテンプレートを作っている。
これを作っている森田精工社のおじさんは、色々の見本市や文具店で実演をしているが、これがまた話しながら、うまく図面を書き上げるのでほれぼれする。これがきたきつねの大好きな「啖呵売」そのものなのだ。
【商品名】楕円コンパス
【買 価】12,000円
【メーカー】森田精工社
【原産国】日 本
【購入場所】伊東屋