Liquid Paper 　アメリカのタイピストがミスタイプを修正するためにマニキュアを利用する事から発明した液体（Liquid Paper）の紙という名の修正液が日本に入ってきてもう40年近くなるらしい。丸善で始めて購入したのが昭和50年代の始めだと思う。始めは輸入品そのままで、表示も説明も英語だった。始めは、油性のタイプ修正用（黒ラベル）だけだったが、その後ハンドライティング用（緑ラベル）、PPC用（赤ラベル）と次々と発売された。 　リキッド・ペーパーできれいに修正するのは、それなりのテクニックが必要で、濃度の調整も重要なポイントであった。 　タイプ修正用のリキッド・ペーパーと薄め液の二つのボトルを入れるための赤い水滴型のスタンドがあったりした。その後、ドイツ製のTipexなどが輸入され始めて、国産の物まね製品が各種市場にでてきた。 　今は、色々な種類の修正液、テープなどがでてきて、きれいな修正ができるようになった。リキッド・ペーパーは修正液の先駆けとして日本の文房具文化の重要な位置を占めていると思う。 BACK