【分 類】修正液
【製造元】丸十化成株式会社
【特 徴】
修正液の老舗丸十のオフィス用修正液。修正範囲によって使い分けできるように太い用、細い用の２種類がパッケージされている。
「太い用」は針を押し込むと修正液がでるタイプで、「細い用」はボールペン・タイプとなっている。本体を押すことで修正液がでてくる。これは他の丸十の製品と同じである。
太い、細いという２種類の修正液をパッケージしたところが、これまでにないアイデアである。
【問題点】
容器の外観が全く同じで、太い用、細い用の識別は本体表面のラベルの色の違いしかない。裏返しになると全く識別不能である。これは使用上非常に問題になると思われる。
机の上に転がっている状態では、どちらの修正液か判らないので、せっかくの先の違いが判らないという悲惨なことになるだろう。
キャップの金型は同じようだが、太い用の軸の直径がわずかに細い様で確実に止まらないという残念なことになっています。
【改良の提案】
(1) 一番簡単な方法は、キャップの色を変えるという方法である。ラベルの色と同じに「細い用」を黒にするのである。これであれば、金型もそのまま使えるという利点がある。
(2) 同じ様な方法であるが、本体の色を変える方法である。例えば、色の濃淡で識別するとか、全く違う色にするのである。
(3) 一番イージーなのが、キャップの真ん中の部分に黒いシールを貼るという方法である。しかし、これは真上からみないと識別できないので、次善の策だろう。
(4) 最も良い方法は、画像にあるように、細い用のキャップの形状を変えることである。こうすれば、手探りで取ったときにもはっきりと種類が判る。
以上のどれかの改良をしたほうがいいだろう。
改良点のいくつかは、ISOT98の会場で丸十の社長に話してきたので、改良されたものが市場にでてくる可能性はある。
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